職種紹介

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開 発

work

開発部門のミッションは、既存の飲料容器に、より安全・安心で、より使い易く、消費者が手に取りたくなるような機能や形状・デザインといった様々な付加価値を付与し続けることである。世の中のいろいろな技術を取り入れたり、応用したり、融合させたりすることで、新しい製品を生み出すことが期待されている。そして、開発部門のスタッフは、幅広い知識と柔軟な発想、そして最新の技術動向や市場動向をキャッチすべく常に高いアンテナを張り巡らせていることが求められる。また、開発業務はチームで行う機会も多く、高いコミュニケーション能力や協調性も必要となる。

K.N.

開発部(現 技術開発部)(1999年入社)※取材当時
学生時代の専攻:工業化学

開発者が気付かない発明や工夫を掘り起こし、特許化のポイントを指摘。

入社後、環境ホルモン関係の分析、新しい素材や製造方法の開発など、さまざまな開発関連業務に従事してきました。また、商品開発部という部署では、顧客に対する技術的な窓口であるサービス・エンジニアとして、新しい高温殺菌技術のプロジェクトに従事したこともあります。2009年からは、静岡県の富士小山工場で社員が発明・工夫した技術を保護する知的財産の仕事をしています。開発者の成果である発明を確実に権利化し、当社の競争力を高めるのがミッションです。「特許」というと、机の前で書類と向き合う姿を想像されがちですが、決してそんなことはありません。むしろ、開発者との打ち合わせの他、特許庁や弁理士事務所に足を運ぶなど、幅広い知識と共に、コミュニケーション力や行動力が問われる仕事です。そして、どこに特許取得の種が眠っているかわからないところがこの仕事の難しさです。開発者は特許を取りたいと思って仕事をしているわけではありません。例えいいものを開発したと思っていても、日々の仕事に追われ、自らの手で特許を取得するのはハードルが高いのです。そんな開発者にヒアリングし、彼らが気づいていない発明や工夫を掘り起こし、特許化できるポイントを指摘するところから私の仕事は始まります。エンジニアが試行錯誤してたどり着いた成果を文字に置き換え、当社の知的財産として保護することは、当社事業の競争力強化に繋がる重要な仕事です。今は自分自身が開発業務に直接携わってはいませんが、開発過程での発明や工夫を特許化する技術もエンジニアとしての能力の一つであると考えており、やりがいを感じています。

careerflow

1999年4月~1999年6月 合同研修
1999年6月~2002年12月 開発部
2003年1月~2005年11月 商品企画部
2005年11月~2007年3月 第1子産休育休
2007年4月~2008年1月 開発部(本社)
2008年1月~2009年3月 第2子産休育休
2009年4月~現職 開発部

育児経験で培った粘り強さやコミュニケーション力が仕事でも役立っている。

知的財産の部署に異動となった当初は、経験のない分野の仕事に就くことに戸惑いがありました。しかし、とにかく年間25件は特許出願しようという目標を立てました。そして、その目標件数は、これまで一度として達成できなかったことはありません。出願から許可が下りるまでは3年くらいかかるのですが、最近、知的財産業務に従事し始めた頃に出願した特許が「特許査定」※になったのは、嬉しいニュースです。当時はどんな権利構成にしたらよいのか、従来の技術との違いをどのように表現すべきかなど、いろいろ悩み、産みの苦しみを味わいました。そのような中、特許庁の審査を経ていくうちに、どんどん欲が出て、絶対に権利にしたいと強く思うようになりました。権利として認められた時は、自分の子供を育て上げたような気分でした(笑)。子供と言えば、私は2児の母でもあります。2004年に結婚し、現在は自宅のある横浜からマイカー通勤しています。特許庁や弁理士事務所は東京にあるため、横浜はどちらにも便利な立地です。実は私は、出産・育児休業後に職場復帰した女性社員第1号です。不安な気持ちもありましたが、「辞めるのはいつでもできる」と考えました。子供が小さい頃は病気で休むこともありましたが、周囲の上司や同僚が温かく見守り、サポートしてくれたのは、本当に有難かったですね。仕事と育児の両立は大変でしたが、自分が思い通りにならない存在と向き合うことで粘り強さが身に付き、子供にわかってもらえるように話すことでコミュニケーション力も高まりました。それが今の仕事にも役立っています。今後は海外の知的財産の取得にも積極的に取り組みたいと思っています。
※特許査定
審査の結果、審査官が特許を許可する場合に行う査定のこと。特許査定の後に、特許料を支払うと特許権が発生する。

ONE DAY SCHEDULE

8:30 出社
9:00 仕事内容の確認とメールのチェック
10:00 開発者と発明発掘ミーティング
12:00 お昼のランニング 昼食
13:00 データベースを使った先行技術調査と特許構成検討
15:00 弁理士の先生と出願に向けた打合せ
16:00 特許化に向けた準備資料の作成
17:15 退社
18:45 帰宅 主婦としての活動開始
K.N.
開発部(現 技術開発部)(1999年入社)※取材当時
学生時代の専攻:工業化学

MESSAGE

運動不足を解消するため、この5年間、会社の女性社員と一緒に昼休みにランニングをしています。最初は短い距離でしたが、徐々に長距離が走れるようになり、昨年はフルマラソンに参加しました。その女性社員も子育て中なので、家庭のことを話ながら走ると、ストレスも解消されて、頭も心もスッキリします。

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